2011年6月23日 説経節 体験

高速ではまたまた事故渋滞。
都心の高速は本当に事故が多い。私が練習に向かう時間帯は丁度会社員の帰宅時間に当たるのでしかたがないのかもしれないが、こうも事故渋滞、斜線規制などが多発するとさすがに我慢の限界です。
さて、23日の練習は20時5分着と少し遅い時間の到着ではじまりました。
会館では最初の練習が終わり休憩時間となっておりました。
生徒さんは2人がお休み。私を入れて5人の出席となりました。
皆さんは既に練習を終えたとの事で、休憩が終わったら私にお時間割いていただけるとの事で、先生がいらしてから石童丸を練習させていただきました。
今回はいつもと練習スタイルが少し違っていて、舞台から先生が降りて、生徒の目前にテーブルを置き、テーブルを挟んで生徒が座るというマンツーマンスタイルでした。

ここで少し前回の練習を振り返ってみたい。
私が練習に入る時はいつも準備時間がありませんので、三味線の音合わせは自宅である程度合わせ、狂っている場合はその場で直し、声に至っては突然だと中々出ないので練習に向かう車の中で声慣らしを行うといった感じです。
ですが車の中で声を出すことが私にとって練習時に音程を狂わす要因だったようで、普段家で練習している時の音程と、車に乗って自由な空間で歌える時の音程に大分開きがあるようで、開放感一杯の車ではかなり高音になってしまう。そのため練習が始まると家での練習より少し高めになり音程も取りずらくなるるようだ。
ようはいつも高めの音程で練習していれば良いのだが、家では夜中の練習となる為声を下げ気味で歌うのにも問題はあるのかもしれない。
とりあえずは私が下手なのが原因であるのだが、ここらへんの折り合いも付けていかないといけなそうだ。

という分けで、この日の車での声出しでは少し音程を抑えぎみにしてみた。
石童丸の出だしに気をつけ、低めに声を出す努力をしてみた。

筑前~♪ とはじめる。

いつもよりは多少ましな出だし。
自分の練習してきた章まで歌い終わる。まーでもやはり難しい。
実は説経節と言う芸能は、同じ節がいくつも出てくる。
これは現在の歌謡曲で1番と2番の音程は同じように、一つの話の筋が終わると再び同じ節が出てくる。本来だと同じ音程で歌えば良いのだが、同じ音程であるが言葉が違うので音程が分からなくなってしまうのだ。これは以外と難しい事だと最近悟った。
この日、先生の若太夫からお教え頂いた事の中に、「舞台では同じ感じで歌うと駄目なので色々工夫をして抑揚をつけていく」と教えて頂いたのだが、まだ私はその領域に達していないので今いち理解できないでる。
今の目標は、とりあえず「同じ音程で違う言葉を発するようにする」と言う点である。
これを目標にがんばりたい。
それと私の声のキーはまだ高く、そして出そうな感じだと先生が言っておられましたので、実際はまだ出るみたいだ。私のキーはいったいどこまで上がっていくのか、マライア・キャリーもビックリである(笑。
音程を一定に出来るようにかんばりたい。

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