2013年4月11日 説経節 体験

本日は珍しく7時30分に到着しました。
道が空いてるって良いですね。

さていつもの石堂丸です。
今回の練習はちょっとガッカリな結果に。
前回の練習で指摘されていた箇所がほとんど直せませんでした。
先生も少しあきれていたような気がします。
一本調子になってしまい曲っぽく語れません。どうしても克服出来ない箇所があります。
以前から姉弟子に指摘されていた半音下がってしまう所もどうしても直せません。これが以前から何でか悩んでました。
ですがもう一人の姉でしから「もしかして少しなまってません?」
と聞かれたのです。
え?!
実は思い当たる事が。。。
「もしかすると会津なまりがあるかもしれません。。」
姉でしも少しビックリしてました。私は東京生まれです。そこでなぜ会津なまりが?
前にも記載しましたが、私の祖父は会津の出身で、仕事の忙しい親にかわり私の面倒を見てくれたのが祖父母でした。
その為会津のナマリが染み付いているみたいです。
小学生低学年の頃、現在も付き合いのある親友に
「おまえ時々面白い言葉の音程だね」
と言われた事で、少し会津ナマリがある事を発見。
時々語尾にそのような音程の時があるらしく、直すのに苦労した記憶があります。

前から指摘されていた半音上がらない問題はどうもここにありそうです。なぜか説経節を語るとこのナマリが再浮上するのでは?
そのような発見がありました。
今後苦労しそうです。自分だとイマイチ分からないんですよね~。
先生の録音を聞いて練習あるのみです。

後は三味線ですね。
最近忙しい為、個人練習はもっぱら真夜中。
三味線は忍び駒を使い音が出ないようにして練習し、昼間仕事中は車に乗る度に語りを練習するといった具合でした。
このような練習をすると疑問に思う所が出てきます。
忍び駒を使っても微かに音が出ているので良く音を聞くようになります。そして車で先生の録音を聞きながら語りの練習をしていると、先生の三味線も良く聞こえるようになってきます。
そういう時にふっと気づきます。
三味線の音と言うかツボの押さえが自分と違うのです。音程や音質では無いと思います。
今でも楽譜の読み方が分からない所があり自分なりに録音を聞いて、たぶんこうだろうとツボを決めて引いていますが、多分このような場所で音の違いが出ているのだと思います。
ですので先生に「何処か分からない所はありますか?」
と聞いて頂いたので三味線のツボについてお聞きしましたが、
「三味線より語りをもっとちゃんとしないと」
とお叱りを頂いてしまいました。
確かにいつも「語りが出来れば三味線は後でついて来る」といったような事を姉弟子に指導されている事があります。
私ももっと語りを練習しなければいけません。言われてつくづく思いました。

音程の件に関しても、ナマリが少しあるのもあると思いますが、三味線に気をとられて語りに集中しきれていない部分があるのかもしれまん。三味線を弾きながら語るというのは、やはり高い技術がなければ出来ない物なのでしょうね。
一度三味線を封印して、語りだけで練習するのも良いのかもしれません。
もっと音程や語尾をはっきり語れるように気をつけなければならないんだろうと思います。

前回、説経節のメロディーが少し自分に入って来るようになったと記載しましたが、そのとたんに壁(低い壁ですが)にぶつかってしまいましたが、自分なりにもがいて改善しようと思った練習日でした。

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