2013年5月9日 説経節 体験

この日は家を出る前から気おつけて語ろうと思っていた事がありました。
石童丸の語りの部分なのですが、ここは子供の台詞なので少し声色を変えなければなりません。
ですが前々から意識しすぎて声が上ずって高音になるらしく注意を受けておりました。
今日こそはと意気込んで家を出発。

到着すると皆さん終わっておられましたので、私の番がすぐにやってまいりました。
家を出る前に気おつける場所を認識しておりましたので、子供の語りを気おつけて最後までやらせて頂きました。
とりあえずその部分はクリア。
ですが最後の方の場所で「そよふく風もなかりしに」と言う場面がありますが、ここを「ノリ」と言う節と言うそうで、私のように言葉的に語るのではなく節として語る、抑揚を付けて語ると教えて頂きました。
最後の場面は盛り上がりのある語りなので、やはり語りの抑揚によって場面を盛り上げなければならないみたいだ。
本日はジックリとこの場面の稽古を付けて頂きました。
他にも「ノリ」が出てくる場面があるので同じように語らなければならないので、また一から音程を作りなおす必要がありそうだ。
本日新たに勉強した事が1点ありました。それは「きり」と言う場所。
「親子のしるしとみえにけりー」でこで三味線の「でじでじ」と言う音で「きり」を入れると言うことでした。
大分長くこの曲目をやっていますが、まだまだ覚える事はありそうです。

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