2016年3月20日 演奏会――弟子体験記

3月20日の福岡河岸記念館での演奏会はとても良いお天気に恵まれました。
ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

今回は「説経節を聞こう」ということで、主催者の方が企画してくださり、
はじめて聞くという方もたくさんいらっしゃいましたので、師匠による解説が長めに入りました。
説経節の歴史からはじまり、二代目と青木さんのウラ話(?)まで。
解説で説経の世界に入っていただいてから、演奏へという流れでございました。

演奏後、時間が足りなくなるくらいのご質問、ご意見。
二代目が復活した時の新聞記事を見ました、という方から昔使われていた「ささら」についてもっと知りたいという声や
今回の演目「さんせう太夫」の内容について、などなど。
遥か昔から伝えられてきて、今も残っているものに対してそのときの人がどのように考えてつくってきたのかを知ることは、難しそうでありながらも可能かもしれないというような妙味をたくさんのご質問から感じたのでありました。

私は、「御祝儀宝入船」を語らせていただいたのですが、まだまだ勉強不足でお恥ずかしいかぎり・・・。
新河岸川の水に流したい気持ちでしたが、皆様の熱気で持ち直した次第です。

記載 弟子結城

Leave a comment

Your comment