来る9月24日(日)に行われます渋谷の温故学会の「文化伝統芸能三題」のチラシが届きました。
塙保己一の物語を語ります。皆様ぜひお出かけくださいませ。
6月17日土曜日、例によりまして若松若太夫独演会を開催いたしました。
梅雨の中休みで、幸いお天気に恵まれました。
おかげさまで80名以上の大勢のお客様においでいただきました。
ご来場の皆様まことに有難うございました。
1月末から入院加療を続けておりました青木さんも無事復活致しまして、
皆様にお目通りが叶いました。
先ずは石童丸山巡りの段を鷲堂昌枝さんと松浪志保さんの語りです。
三味線は私、若松若太夫ですが、柏木孝司(三味線名)で勤めます。
青木さんの番組解説と口上も無事復活しました。なによりでございます。
私は、「石童丸山巡りから札書きまで」。
休憩後に初めてお聞きいただく「さんせう太夫船別れ」の二段を
語らせていただきました。
最後に皆さんで御挨拶をさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。
(写真撮影:佐野淳子)
毎年正月の恒例となりました「説経浄瑠璃鑑賞会」が1月21日に東武東上線の成増駅に隣接する成増アクトホールで開催されました。前日に雪との予報もありましたが、当日は快晴で安心いたしました。しかし、残念ながら強風のためホールの入口に毎年恒例の幟を並べることができませんでした。
開演前に大勢のお客様がお待ちでした。定員の450名に迫るお客様においでいただきました。まことにありがとうございました。生徒さん達によるご祝儀曲「御祝儀宝の入船」でめでたく幕が開きました。
次に私が素語りで、「さんせう太夫の鳴子唄」を語りました。前半の船乗り込みのところの地の部分を一部カットして後半の「対面」に力を集中させるように目論んでみました。リハーサルでうっかり普段の二本調子より、一調子高い三本調子に三味線を合わせ語ってしまったので、本番で声が普段の二本調子に戻らずお聞き苦しところもあったかと思います。しかし終了後お客様からは涙を流しながらお聞きの方もいらして、とてもよかったとの感想を多くいただき、ひとまずホッとしました。
休憩をはさみまして、ゲストに八王子車人形西川古柳座の皆様に人形を遣っていただき、小栗判官の矢取りを語りました。やはりお人形に華を添えていただきますと、広いホールが一段と引き立ちます。特に最後の小栗が、父高倉が放つ矢を受けとめる場面すが、素語りですとその場面が一番盛り上がりますが、人形が加わるとその後の三人の対面の描写もゆったりと語れるのが新しい発見でした。
御来場の皆さん、西川古柳座の皆さん、板橋区教育委員会の皆さん有難うございました。