2011年2月24日 説経節 体験

前回三味線の持ち方と語りの音程について注意されておりましたので、この度は結構練習をして行きました。
しかし、いざ稽古日に行うと練習した所をうまくできない物です。
三味線の方は褒めて頂いた(大分おまけで)のですが、やはり語りは難しいです。
前回と同じような所で注意をうけました。次回克服できるようにがんばります。

さて今回は説経節の三味線について少しお話しさせていただきます。
なぜこの話題かと申しますと、私が三味線の持ち方で大分苦労したからだけでありまして、これと言って意味はありません。
説経の三味線の持ち方は、語りや唄物の三味線とほぼ同じで、三味線を抱えるのではなく、腿の中央あたりに置いて弾きます。これが本当に難しい。
なかなか固定ができないでブラブラしてしまいます。これでは弾けません。なので先生の置き方や、腕の位置などを良く見て研究しました。このような持ち方は三味線の重心を何処に置くかが重要だったみたいです。程よい所に置いてから、少し斜めにしてクイっと引き戻してあげる感じで固定すると固定されます。ですが腕を置く所(胴がけ)で腕がすべるんですね。私の胴がけは皮でできてますが、やはりすべります。なぜか先生は滑らず固定できてました。それから私もそれを目指し練習。やっとある程度できるようになりましたが長袖ですと服で滑ってしまうので腕まくりしてます。
兄、姉弟師は滑り止めを付けているみたいです。
先生のように固定できるまでがんばりたいと思います。

さぼってました

久々の投稿です。
今年初めてですね。すいません。
しばらく公演に参加できなかった為サボってしまいました。
先日今年初めて練習に行ってきました。久々でとても気持ちよかったです。
今週もあるのでがんばります。

2010年11月11日 説経節 体験

本日先生がお休みとの事で自主練習となりました。
説経についてみなさんとお話し出来たので以外と有意義でした。私は弾き語りが出来ませんが、手持ちの三味線を持って来て使えるか見て頂きました。とりあえず使えそうなので安心です。

2010年11月6日 若松若太夫 独演会

今日は独演会に行ってまいりました。午前中仕事をしてからの出発だったので、開演時間に間に合うかどうか心配でしたが、高速がすいていたので30分前に到着出来た。
前回の温故学会での公演では若松会のお手伝いは2人のみでしたが、今回は十数人が出動してにぎやかでした。到着してすぐに皆さんに親切にして頂き、お弁当まで頂いた。いつもながら本当に暖かい会だと思いました。

先生(若太夫)にご挨拶をし、その後若松由太夫師を紹介していただき、初めて言葉を交わしました。この方は2代目の甥に当たる先生で、2代目同様やはり目がご不自由である。
時間になり由太夫師の説経がはじまった。
ご高齢であるが、張りのある大きな声でした。

お題目は山椒大夫。山椒大夫とは森鴎外が出版した、安寿と厨子王の原作であります。森鴎外が悪く言えば盗作した事になります。(最初に説明がありました)
今回は別れ別れになった母親と厨子王が対面するという所。出世をした厨子王が母を訪ねて来ますが、売られてしまった母親は子供たちに散々いじめられたせいで、厨子王が本当の息子だと信じません。しかしお守りを差し出すことにより本当の息子だとわかるのです。本当に泣けますね。そもそもこの親子が何故このような運命をたどったのかと言うと、父親がお上の怒りに触れて遠くえ追いやられます。ですが厨子王がどうしても会いたいと父親を尋ねて家族で旅を始めることから悲劇が始まるのです。犯罪者の家族と言うことで何処の宿場でも宿を取れず、人買いに言葉巧みに連れ去られるのです。
最後の方になると本当に泣けて来ました。由太夫師も感情が言葉に乗って聞いている方も感じ入られました。
由太夫師が終わり、いよいよ若太夫師が登場。

最初は小栗判官車引きの段。照手姫が数日のお暇をもらって餓鬼あみとなった判官を車に乗せて引いて行く有名なシーンです。お暇をもらう為に主人に照手姫が言葉巧みに説得します。私はこのシーンが一番印象的で、買われて来たにもかかわらず、説得してお休みをもらうなど現代で営業マンをやったらかなり稼ぎそうな照手姫の場面を想像していると、いつの時代も女性はたくましいと思ってしまいます。
今日はこれに引き続き矢取りの段も休憩を挟み聞く事が出来た。
矢取りの段は、一度死んだ判官が実家に修験者となって帰って来ます。そして疑っている父親に、代々お家に伝わっている矢取りの手練を見せて親子の対面となります。
考えてみると小栗判官は主役級の人物が誰も死んでないな?以外とハッピーエンドです。最後まで聞いて晴れ晴れする演目なのです。だから昔から人気があったのかもしれませんね。最初から最後までの段を足すと30段ぐらいあるそうですが、若松派にも20数段しか残っていないみたいです。とにかくボリュームのある2時間半でした。
最後に両師が挨拶をして終わりました。

2010年10月28日 説経節 体験

この日は仕事を終えてすぐに稽古場へ向かったので7時半にはついた。高速もすいていた。雨のせいで事故が2件あり高速を降りるのが遅れ到着が遅くなった。
お弟子さん達は一人が欠席の他は全員そろっていた。
本日より葛の葉を練習すると思っていたが、引き続き石童丸の演奏をしていた。
葛の葉のみしか練習をしてこなかったのと石童丸はやった事が無いので教わるつもりは無かったが、自分の番になって先生が教えて頂けるとのことで最初のフレーズを練習した。初めてだったので冷や汗物だったが、なるべく大きな声を出そうとがんばってみた。若太夫から「良い声をしている」と褒められた。お世辞とわかっていても嬉しいものだ。私が終わった後に、皆で葛の葉の練習へと入る。
音程が難しいので練習が必要だろう。
途中休憩の際に、会長様から説経の三番叟ともいえる入船の資料をいただいた。何から何まで本当に感謝です。
今後もがんばりたい。まだまだわからない事だらけだが、なにやら楽しくなってきた。

2010年10月14日 説経節 体験

仕事の関係で遅刻してしまい、8時ごろの到着になってしまった。
すでに最後の方が石童丸を語っていた。
若太夫が一通り悪い点や良い点を伝え、改めて新しく始まる「葛の葉上」の指導語りを録音させてもらった。「こいーしーくーばー」と始まるこの説経は、初心者の私には少々難しく思えたが、回りの方に「聞いているうちに覚えるよ」と元気付けてもらった。
9時までの稽古なので、録音させてもらったら大体帰る時間となった。
この独特な発音の語りを覚えるには少々時間がかかりそうだ。次回がんばりたい。

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