2012年11月8日 説経節 体験

急な来客により欠席となりました。残念

2012年11月22日 説経節 体験

さあ。本日は前回のリベンジです。
前回は初めて最終章まで行いました。今回は2回目です。
だがしかし。年末間近の仕事の忙しさから練習がままなりませんでした。
ですが最終章2回目の日は来てしまいました。
この日はいつもより早く家を出る事が出来ました。18時20分頃。
これは余裕で練習会場につくだろうと、たかをくくっておりました。ですが世の中うまくいきません。
しょっぱなから大渋滞です。
そうです。明日から世の中は連休に入るのです。
これはまずいと冷や汗。大体高速入ってすぐの渋滞は練習会場に着く頃には練習が終わっている時間になってしまいます。
祈る思いでトロトロと車を進めました。
首都高に入ってからもずーーと渋滞。これは到着まで2時間コースだろうと予測。うまく行けば練習が終わる20~30分前には到着できるはずと自分を励ましました。。。

予測どおり30分前に到着。ギリギリセーフです。

本日の出席者は私を入れて4名。着いてすぐに私の番となりました。
先生にご挨拶をし、三味線を出す。
心の準備をする。

弾き始めましたが、なぜか最初から声の音程がとれません。なんか外しぎみです。
やはり練習不足の結果が如実に現れておりました。
三味線もツボを外すし糸から指が外れるし最悪です。
そんな焦りからか、最終章まもっと最悪となってしまいました。前回より出来てなかたと思います。
問題の半音ずれる私の癖も見事に直っておりません。
説経節は語尾が難しいです。
演歌で言うコブシに似てるようで、そうでは無く、ビブラートのようでそうでもありません。
これが語りの難しさ。
やってみないと分からない難しさなんです。
恥をかきながらも語りきりました。

先生を見ると。

やはり全体に悪すぎて何処を教えれば良いか迷われている様子です。

とりあえずもう一度何処からかはじめてみて。。と先生から。
一番苦手な最終章あたりから始めました。

その日は~♪ いかなる~ 吉日か~あ♪  と始めます。ここでいきなりつまづきました。

吉日か~あ♪ の所の語尾がどうしても出来ません。何度も先生と一緒に語りますが、まったくもって音程が分かりません。
吉日の「にち」の「ち」を上げて「か~あ」の「か」を普通の音程に戻し、「~あ」の最初の「あ」を上げて、次に下げた「あ」を言わなければいけません。
何度も何度も同じ節をやりますが直りません。最後に2回ほど出来ましたが、家に帰るまでに忘れそうな程難しいです。
とりあえず終わりになりましたが、終わった後も親切な姉弟子に色々教わりながら帰り支度。
出口あたりでも姉弟子と語尾の練習をしながら帰宅。
良い所の無い一日でした。

2012年10月25日 説経節 体験

本日は会議が長引き、家を出るのが遅くなってしまいました。確か19時17分ぐらいだったと思います。
到着したのが20時20分。いつもより早く着けたとは言え8時過ぎでしたので、部屋から三味線の音が聞こえないのが少し不安でした。
扉を開けると2人しかいなかったので、「もう終わりました?」と思わず聞いてしまいました。
ですが本日は姉弟子達が旅行等でいない事がわかったので一安心。先生の休憩時間ともかさなり、終わってしまったと勘違いしてしまいました。

この日は待ちに待った最終章まで行いました。散々練習しましたが、さていかに。。。

私の番。

弾き始める。

惨敗でした。。

一応最後まで弾けました。 これだけは進歩です。

いつものごどく節の語尾の音程を何度も教えていただきました。
私の癖は半音になってしまい抑揚がなくなってしまう所です。
何度も直そうと練習するのですが、なかなか手ごわいです。
本日の練習は終わり。

長い旅路を帰りました。
次にリベンジです。

 

2012年10月11日 説経節 体験

本日は胃腸炎の為欠席いたしました。
自主練習に励みたいと思います。
石童丸もいよいよラストに入ってきました。三味線も説経も一番難しい所です。
三味線の皮も張替えましたのでがんばろうと思います。

2012年9月27日 説経節 体験

しばらく練習をお休みしておりましたが、本日から復活いたしました。
高速を飛ばし、行ってまいりました。

しかしながら、練習に行く前に当然長期のブランクを少しでも無くす為に自宅にて練習をするのですが、始めは語りを練習し、後で三味線をと思っておりました。
決めた通りに練習し三味線を袋からだす。
げっ!
三味線の皮が破けてました。。。
まだ大して使っていないのに。。とほほ
実は長期に渡り休む前に、子供が皮に撥を食い込ませたことがありました。皮の半分ぐらいまで食い込みましたが、まだ使えてました。
今回破けた場所は、正にその場所でした。破損箇所から綺麗に半円を描いて割れていました。
とりあえず気を取り直し引いてみると、なんとか弾けると言う事がわかり練習に入りました。何とか弾けると言うだけで、とても良い音とは言えませんでしたが。。。

練習前にいろいろありましたが、いざ高速をかっ飛ばし練習会場へ向かったのでした。

会場に着くと、懐かしい三味線の音色と姉弟子の語りが響いてました。
さすがに半年も欠席していると色々変わっている物で、まず会場の事務さんが男性から女性に替わっておりました。
かるく会釈。
そーっと扉をあけると懐かしい顔ぶれが目に入ってきました。
と。。
左の端辺りに何だか華やかなオーラが。。。
もっもしや!
そうです。しばらく来ない間に新しいお弟子さんが入っておりました。
しかも若い方であります。
気になりつつも目の会った姉弟子、兄弟子に挨拶をし、若松若太夫師ににもご挨拶をと思いましたが指導の真っ最中でありましたので、とりあえずは席へつきました。

そしてまたまたビックリ。
お休みする前に始めたばかりの葛の葉の語りを、みなさん最後まで三味線付きで語っていました。私は大分出遅れしてしまいました。半年はデカイです。
私は石童丸がまだ終わっておりません。かなり危機感を感じましたが地道にやるしかないです。
色々と思い返している内に、一番端に座っておられる新弟子の方の順番になりました。曲目は宝の入船だったと思いますが、結構な小節を既に語っておられました。すぐに追いつかれそうです。まずいです。。。。が、なぜかとても嬉しい気持ちで一杯でした。これから仲間になるのですから。
新弟子さんが終わったので私の番になりました。「お久しぶり」と先生の一言で始まりましたが、少しご挨拶が送れてしまいました。
とりあえず出来る所まで語りました。皮の破けた三味線で。。。
今回は先生から色々とアドバイスは出ませんでした。まずは慣らしと言う所なのでしょう。「とりあえず石童丸を完成させましょう」とお言葉を頂ました。

私が終わり休憩になったので、若太夫師と若松会の青木さんに改めてご挨拶に行きました。
その後新弟子さんにご挨拶。
まだ4回ぐらいしか来ていないとの事でした。数回の練習で既に何小節も語れるなんですごいです。
どんな経緯でこんな若い方が説経節にたどり着いたのか、とても気になったのですがこの度は保留いたしました。いづれお聞きしたいと思います。

第二部の練習が始まると、私の後に来た兄弟子が語りました。
終わった後に最年長の兄弟子から提案があり、新人、長期休みをしていた人がいるので先生に質問させていただく時間を作ろうと提案していただきました。
実は私、前から聞くに聞けない基本的な疑問がありましたので、これはしめたとお聞きしました。
私の前に新弟子さんから「語りの間(ま)、語っていると詰まってきてしまう」という質問がありました。
そうなんです。説経節はイントネーションがとっても難しいのです。その気持ちよーくわかります。私もいまだに悩んでます。
すると先生から「三味線と語りを自分で行う事によって調子を合わせていくんだよね。語りだけだとスピードが速くなったりして音程がとりづらいかもね」とアドバイスが。
なるほどです。三味線は語りのスピードやタイミングを取る事にも利用できるのですね。深いです。
そして私の番です。
私がお聞きしたかったのは、頂いている楽譜には三角や四角、ノリなど色々と書いてあるんですが、それらが何を表しているのかわかりませんでした。ですが基本的な事だと感でわかっていたので聞くに聞けませんでした。
ですが本日は思い切ってお聞きしてみました。
説明はこうでした。

この記号は、三味線をどう弾くかという印で、どんな楽曲でも大体おなじような弾き方をするらしいです。ですが曲によりタイミングや弾き方を変えて弾くそうです。
私はこの記号は出だしだけに適用される物とおもっておりましたので、長い小節全体を現しているとは思いもよりませんでした。
説明がなかなか難しいので完全に理解は出来ませんでしたが、三味線の弾き方を表している事がわかっただけでも練習時に楽譜を違った見方が出来そうです。
思い切って聞いてよかったです。
本日の収穫でした。

説経節雑感 一般のお客様記録

若太夫の公演記録を記録して頂いているサイトをいくつか見つけました。
貴重な感想等ありますのでリンクさせて頂きました。

まちぞう日記

http://machizounikki.blog39.fc2.com/blog-entry-1115.html

野老澤町造商店 まちぞうさん

http://www.snw.co.jp/~machizou/2012/120128/120128.html

かおたいまきしんの気ままな生活

http://sorensen.at.webry.info/201011/article_8.html

体験記一時休憩してました

私の都合で大変申し訳けありませんが、しばらく練習に通えなくなりましたので、体験記も休憩しておりました。7月ごろ復帰出来ればと思っておりますので、またよろしくお願いします。
公演案内は更新して行きますのでよろしくお願いします。

2012年1月15日 板橋区アクトホール写し絵公演

この度は写し絵との共演でした
公演は東京都あきる野市で写し絵の公演を行っている現代影絵プロジェクトとの共演でした。
ここで少し写し絵の事をお話ししたい。
写し絵と言うと「なんだろう?」と思う方も多いと思う。分かりやすい言い方をすると幻灯影絵。幻灯機を使って絵を映し出す芸能だ。
だが普通芸能といえば演じなければならない。映し出すだけなら芸能では無い。
だが写し絵は画期的な仕掛けが造られており、仕掛けで動かすことにより、映し出されたキャラクターを動かす事が出来る。それにより演じる事が出来る。
開発されたのは江戸中期から後期とされている。当時は大変はやったものだったが、時代の波には逆らえず、昭和初期にはほぼ無くなってしまった芸能である。
説経節はこの写し絵とは縁が深く、昔からセットで語られていた。

この度の公演はそんな昔ならがの公演を再現したものだった。
公演の内容は写し絵を演じた現代影絵プロジェクトのサイトを見ると良くわかるので、下記サイトへ行ってみると良くわかると思う。

http://www.utsushie.org

ここではあえて説経から見た公演を説明したい。
写し絵と言うのは、説経が主となり進めて行く説経よりの芸能である。
絵により説経の描写が補足としてリアルに入って来るので、子供でもある程度理解する事が可能だと思われるが、説経のように残酷な場面などがある演目では大分リアルに表現されてしまう場合もある。
今回の演目は小栗判官矢取りの段との事で、今で言うヒーロー的なお話しでしたので講演にはとても良い演目でした。
この演目の見所といえば、やはり矢取りのシーンである。
判官が、本当の息子だと証明する為に、家に代々伝わる矢取りの秘術を親に披露する場面である。
写し絵にしても一番盛り上がる場面で、仕掛けにより次々と3本の矢を取る場面で、写し絵を演じる方も緊張する一幕であるが、この場面が盛り上がるのも、矢取りのシーンが来るまでの親子の心情変化があればこその名シーンである。
親子の会話から聞いてとれる心の描写であり、母親は既に死んだとばかり思っていた息子が突然あらわれ息子と信じたいが信じきれない、そんなシーンが最後を盛り上げる。
若太夫が判官と御代(母親)を声色を変えて演じる場面は、矢取りの段の裏名シーンであると思う。
聞き手はすんなりと語られる言葉を聞いて感情移入しているので分からないと思うが、少し説経を習った者であれば、とても難しい場面である事が分かる。
男と女、息子と母親の感情を表現するのだ。
公演に来られていた方たちもこのシーンに聞き入った事だろうと思う。

そして無事公演もクライマックスを演じ終演となったが、考えさせられる演目でした。
サビの利いた三味線、感情を込めた唄。
何年かかったら演じられるだろうか。。。

そんな事を考えた演目でした。
会場の皆さんは何を感じて帰路についたのでしょうか。
人夫々感じる事があったと思います。
やはり説経は深いですね。

2011年12月 2回 説経節 体験

12月の練習は、年末が迫り忙しさに追われ参加できませんでした。
若松若太夫先生におかれましては、公演の準備等でお忙しい日々をおくられておられます。
公演情報も更新いたしましたのでご確認を宜しくお願いいたします。
良いお年を。

2011年11月24日 説経節 体験

本日の高速は久々にすいていました。怖いくらいです。
家をでるのが少し遅れましたが、それでも19時30分前に到着。
本日は新しい場所を練習してきました。いよいよ最後の部分に取り掛かろうとしていますが、ここが苦労しそうな感じです。とにかく三味線も早く、複雑で、語りが三味線に引っ張られて疎かになりそうな場所であります。本日はそこの一歩手前まで。。。
兎に角練習場へ入る。
早く着いたおかげでまだ2人目が終わった所。次の次が自分の番でした。
前回注意された点を頭の中で何回も復習。(実際語り始めるととんでしまう)
3人目の兄弟子が終わった所で番となった。
この度は吹っ飛ばないように丁寧に語ったので、何とか前回よりはマシな音程での出来となる。本当に説経の節の音程を保つのが難しい。反復練習しかないのである。
新しい場所を語ろうか少し迷ったが、思い切って語ってみた。
へたなりに先へ進めた事にとりあえず満足。
語り終わり、先生よりご指導いただいた。嬉しい事に前回よりは注意点は減っていた。だがまだまだのようで、音程に対する注意点はあり、何回も一緒に語って頂いた。
そろそろ全部語れるようになりたいものだ。